USDTがアブダビで公式な地位を獲得

Tetherは、USDTがアブダビ・グローバル・マーケット（ADGM）の金融サービス規制当局（FSRA）から、Accepted Fiat-Referenced Token（AFRT）の公式ステータスを付与されたことを発表しました。この規制当局の承認により、ライセンスを持つ機関は、Aptos、Celo、Cosmos、Kaia、Near、Polkadot、Tezos、TON、TRONの各ブロックチェーン上で、規制されたサービス内でこのトークンを利用できるようになります。

この新しいステータスは、USDTがレジリエンス、透明性、規制監督の要件を満たしていることを確認するものです。この決定は、2024年にFSRAがEthereum、Solana、Avalanche上でのUSDT利用を承認したことを補完し、アブダビにおけるこの資産のユーティリティをさらに拡大します。

TetherのCEOであるPaolo Ardoinoによると、ADGMでUSDTに公式ステータスが付与されたことは、UAEがデジタル資産規制のグローバルスタンダードを形成する上で主導的な役割を果たしていることを再確認し、現代の金融システムにおけるステーブルコインの重要性を強調するものです。また、同社はこの地域での協力拡大と新製品の展開を期待していると述べました。

最近、ADGMの金融規制当局は仮想通貨取引所Binanceにもライセンスを付与し、同社が世界中で取引、決済、仲介サービスを提供できるようになりました。