初の現物XRP ETFが登場：デビュー日に3,600万ドルの取引高を記録し、BSOLの記録に挑戦

Canary Capitalの現物XRP ETFは、11月13日の最初の3時間で取引高が3,600万ドルを超え、2025年で最も強力な上場投資信託（ETF）デビューの有力候補となりました。

XRPCはUTC午後4時43分時点で25.74ドルで取引されており、BitwiseのSolana ETF（BSOL）の初日パフォーマンスの63%に相当する取引高を記録しました。BSOLは現在、850以上のファンドローンチの中で2025年のベンチマークとなっています。

BloombergのシニアETFアナリストであるEric Balchunasは、このファンドが自身の当初予想である1,700万ドルを「大きく上回り」、BSOLの5,700万ドルの初日記録を超える可能性があると予測しました。

XRPはローンチ前後24時間で3.3%上昇し2.41ドルとなりましたが、EthereumとSolanaはそれぞれ1.4%、1.3%下落しました。

この乖離は、広範な市場の勢いではなく、新たな投資商品に紐づく集中的な買い需要を示唆しています。

Canary Capitalは、自社商品をXRP Ledgerの技術的アーキテクチャに基づいて設計し、X上で「このネットワークはグローバル決済のための先進的なフレームワークであり、相互運用性と実世界での決済に特化している」と述べました。

このポジショニングは、投機的取引よりも決済インフラに重点を置いており、Rippleが長年主張してきた企業導入のストーリーと一致しています。

規制の文脈がローンチの重要性を際立たせる

このファンドの承認は、取引指標以上の重みを持っています。証券取引委員会（SEC）は、Ripple Labsに対して5年間にわたり積極的な訴訟を継続し、3か月前に和解しました。

この決定を受けて、XRPCは証券法1933年法の下で登録された初のXRP現物公開投資商品となりました。

NovaDius Wealthの社長Nate Geraciは、11月2日にこのローンチが「以前の反暗号規制当局者にとっての最後の釘となる」と述べました。

11月11日には、SECが1年前にXRPが証券に該当しないとした裁判所の判決に対して控訴したことにも言及しました。Geraciは次のように述べています：

「過去1年間の暗号資産規制の変化は言葉では言い表せない。昼と夜ほど違う。」

さらに、10月29日には、このファンドが数か月以内に「容易に」10億ドル規模の商品となり、「資金流入は人々の予想を大きく上回るだろう」と予測しました。

資金流入に関して、専門家は9月にXRP ETFが取引初年度で80億ドルを獲得すると予測していました。

このローンチは、SECが長年Rippleに法的不確実性をもたらしてきたにもかかわらず、XRPに対する機関投資家の需要が存在するかどうかを試すものです。この状況は最近になってようやく変わり始めました。

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