クジラが3日間で10億円超のASTERを購入｜アルトコインに追い風

とある大口投資家はこのほど、が暗号資産（仮想通貨）取引所バイナンスから、3日間で680万ASTER（約10億2500万円）を出金した。

オンチェーンデータによると、別の大口投資家も3日間で200万ASTER以上を蓄積しており、平均取得価格は1.03ドルだった。

アスター（ASTER）への関心が高まった背景には、バイナンスのチャンポン・ジャオ（CZ）創業者が11月2日に約200万ドルの購入を公表したことがある。

恐怖と貪欲指数が21を示す「極度の恐怖」状態の中、大口投資家たちは戦略的な買い場として動いている。

CZ氏の200万ドル購入で35%急騰

ASTER が市場の注目を集めたきっかけは、CZ氏の一声だった。

同氏は11月2日、約200万ドル相当のASTERを個人資金で購入したとXで 公表した。

発表直後、ASTERの価格は0.90ドルから1.25ドルへと急騰し、わずか1時間で35%の上昇を記録。

CZ氏は「私はトレーダーではない。買って保有するだけだ」と述べ、長期保有の姿勢を明確にしている。

同氏が公に保有を明かした仮想通貨は、ビットコイン（BTC）とバイナンスコイン（BNB）に次いで3番目となる。

この極めて限られたリストにASTERが加わったことは、同氏の強い確信を示すものとして市場に受け止められた。

この発表を受けて、取引高は3倍に跳ね上がり、オープンインタレストは2倍近くまで増加した。

時価総額は18億ドルから一時25億ドルまで拡大し、市場全体がCZ氏の影響力の大きさを改めて認識することとなった。

恐怖相場でクジラが10億円超を集中投資

現在の市場は、恐怖と貪欲指数が21を示す「極度の恐怖」状態にある。

ビットコインETFからの資金流出が続き、市場全体のセンチメントは冷え込んでいる。

しかし、この状況こそが大口投資家にとっての好機となっている。

オンチェーン分析によると、複数のクジラがジャオ氏の発表直後から積極的な買い集めを開始した。

あるクジラはわずか3日間で680万ASTERをバイナンスから出金。

別のクジラも3日間で200万ASTER以上を蓄積し、平均取得価格は1.03ドルだった。

最近では、複数のクジラが合計で466万ASTERをバイナンスから出金するなど、大規模な資金移動が相次いでいる。

これらの動きは、大口保有者たちがASTERの高い変動率を戦略的な買い場として捉えていることを示している。

DEXでの実用性向上がアルトコイン市場に追い風

ASTERが注目を集めるもう一つの理由は、実用性の向上にある。

同トークンは11月5日にアスターDEXで取引証拠金として採用された。

この決定により、トークンに新たな使用用途が生まれ、需要を高める一因となっている。

分散型デリバティブ取引所市場において、ASTERはオープンインタレストで2位にランクされており、セクター全体の90億ドルのうち相当な割合を占めている。

クジラの継続的な関心やDEXでのユーティリティ向上は、ASTERの開発に対する市場の信頼が続いていることを示唆している。

一部のデータでは、長期的な成長を予測する声も上がっている。

次世代アルトコインBitcoin Hyperが急浮上

ASTERのような既存プロジェクトへの信頼が続く一方で、 アルトコイン 市場では次なる飛躍を遂げる可能性を秘めたプロジェクトに注目が集まっている。

その中でも特に話題となっているのが、 Bitcoin Hyper（HYPER） だ。

ビットコインの潜在能力を最大限に引き出すために設計されたビットコインレイヤー2を標榜している。

ソラナの技術基盤を活用して高速かつスケーラブルな取引を実現することを目指しており、 仮想通貨プレセール ではすでに2600万ドル以上を調達した。

一部では2025年にかけて最も成長が期待されるアルトコインの一つと見られており、10倍から100倍の価格上昇ポテンシャルを持つとの分析もある。

Bitcoin Hyperが今後のアルトコイン市場でどのような役割を果たすのか、多くの投資家がその動向を注視している。