日付: 2025年10月23日(木) | 11:40 AM GMT
暗号資産市場全体は本日も好調なトーンを維持しており、Bitcoin(BTC)とEthereum(ETH)はいずれも1%以上上昇して取引されており、Cronos(CRO)を含む複数のアルトコインに上昇の可能性を示唆しています。
CROは本日も小幅な上昇でグリーンに戻っていますが、最新のチャート構成からはさらなる上昇余地が示唆されています。チャート上で形成されつつあるハーモニックパターンは、短期的な強気継続が進行中である可能性を示しています。

ハーモニックパターンが上昇の可能性を示唆
4時間足チャートでは、CROがBearish Batハーモニックパターンを形成しているように見えます。このパターンは名称に反して、CDレッグで強気の上昇が見られ、最終的な完了ゾーンに到達する前にラリーが発生するのが特徴です。
このパターンは、$0.1771付近のXポイントから始まり、急落してAポイントへ、その後Bポイントへ反発し、さらに$0.1360付近のCポイントまで深く調整しました。この安値を確立した後、CROは再び強さを見せ、約$0.1433まで上昇し、CDレッグ拡大の初期段階を示唆しています。

重要なのは、現在トークンが50時間移動平均線(MA)の$0.14733直下で推移していることです。これは短期的な主要レジスタンスレベルです。このゾーンを明確に上抜けてローソク足がクローズすれば、サポートへと転換し、パターンの強気継続フェーズを確認することになります。
CROの今後は?
もし強気派が50時間MAの上で勢いを維持できれば、ハーモニック構造は$0.1719から$0.1771の間にあるPotential Reversal Zone(PRZ)への上昇を示唆します。これらの水準は0.886および1.0のフィボナッチエクステンションと一致しており、Bearish Batパターンの完了ゾーンとして歴史的に機能してきました。短期的なラリーがピークに達し、その後調整が入るポイントです。
しかし、$0.1360のCレベルサポートを守れなかった場合、このパターンは無効となり、短期的な下落が発生する可能性があり、再び強気の動きが始まる前に調整が長引く可能性もあります。