Bitget WalletがEIP-7702を統合、ユーザーはステーブルコインでガス代を支払うことが可能に

暗号資産ウォレットプロバイダーのBitget Walletは、ユーザーがネットワーク取引手数料をステーブルコインで支払えるようにするEthereum Improvement Proposalを統合したアップデートをリリースしました。

EIP-7702によって、ウォレットサービスのユーザーは、Ethereum、Solana、Base、TRON、Polygon、Arbitrum、BNB Chain、Optimism上で、USDT、USDC、またはBGBステーブルコインでガス代を支払うことができるようになりました。Bitgetは、これが「ガス抽象化」イニシアティブの一環であると述べています。

EIP-7702は、外部所有アカウント（EOA）が一時的にスマートコントラクトウォレットとして機能できるようにし、そのアドレスにトランザクションのバッチ処理やガススポンサーシップなどの機能を与えます。

「これにより、セルフカストディが中央集権型取引所の利便性に近づき、ユーザーはガストークンを管理することなくチェーン間で取引できるようになります」と、Bitget WalletのチーフマーケティングオフィサーであるJamie Elkalehは述べています。

Elkalehは、Bitget Walletの新しいEIP統合は、他のウォレットがスマートアカウントのアップグレードや一部のチェーンでのみガス抽象化をサポートするのとは異なり、EVMおよび非EVMエコシステムの両方で機能すると指摘しました。

プレスリリースによると、このローンチにより、製品はMetaMask、OKX Wallet、Base Appなどの競合プラットフォームが現在テストしているガス抽象化およびPaymasterイニシアティブと直接競合する立場となります。