主なポイント
- XRPは過去24時間で7%下落し、現在1枚あたり2.2ドルで取引されています。
- この弱気の動きは、暗号資産市場全体が調整局面にある中で発生しています。
Rippleがさらなるトークンの蓄積を試みる中、XRPの下落が続く
RippleエコシステムのネイティブコインであるXRPは、過去24時間で7.5%の価値を失い、現在1枚あたり2.2ドルで取引されています。この弱気の動きは、Ripple LabsがXRPの蓄積を目的とした特別目的会社（SPV）を通じて少なくとも10億ドルを調達しようとしているにもかかわらず発生しています。
Bloombergによると、この資金調達ラウンドは特別買収目的会社（SPAC）を通じて行われ、資金は新たなデジタル資産トレジャリー（DAT）構造内に保管されるとのことです。さらに、Rippleは自身が保有するXRPの一部を拠出する予定であると報じられています。
さらにRippleは木曜日、企業向けトレジャリーソフトウェアプロバイダーであるGTreasuryを10億ドルで買収したと発表しました。Rippleは今年初めにも、ステーブルコイン決済企業Railやプライムブローカレッジ企業Hidden Roadを買収するなど、買収を通じて金融サービス分野への拡大を進めています。
Rippleは、Fortune 500企業が現金、為替、リスク管理に利用しているGTreasuryのトレジャリープラットフォームが、今後自社の金融ツール群の一部になることを明らかにしました。
強気の勢いが弱まる中、XRPは2ドルを下回る可能性も
XRP/USDの4時間足チャートは弱気で非効率的な動きを示しており、今週初めに下落ウェッジパターンの下部トレンドライン付近でレジスタンスに直面しました。過去24時間で7.5%下落し、現在は日足サポートの2.35ドルを下回って取引されています。
RSIが37となっており、現在ベアが主導権を握っていることを示しています。また、MACDラインも売り圧力を示唆しています。記事執筆時点で、XRPは1枚あたり2.216ドルで取引されています。調整が続く場合、XRPは次の日足サポートである1.96ドルまで下落が拡大する可能性があります。先週金曜日の安値である1.77ドルも、弱気トレンドが続けば再び試されるかもしれません。
しかし、XRPが回復した場合、今後数時間で200日EMAの2.62ドルまで回復が拡大する可能性があります。3ドルのレジスタンスレベルは、現時点では中期的なターゲットとして残っています。
