世界最大のビットコイン（BTC）保有企業であるストラテジーが、先週も仮想通貨の積み増しを続けた。

米証券取引委員会（SEC）への 提出書類 によると、ストラテジーは9月2日から7日の間に1955BTCを総額2億1740万ドルで購入した。

購入価格は1BTCあたり平均11万1196ドルで、 コインゲッコーのデータ によれば、ビットコインは先週金曜に一時11万3000ドルを突破した後、11万ドル付近に下落していた。

今回の取得により、ストラテジーのビットコイン総保有量は9月7日時点で63万8460BTCに達し、総額は約472億ドル、平均取得価格は7万3880ドルとなった。

購入ペースは鈍化傾向

今回の購入は、8月に行われた一連の 追加取得 に続くものとなる。8月の購入総量は7714BTCで、7月の3万1466BTC、6月の1万7075BTCと比べると大幅に減少している。

今回の資金は、ストラテジーが実施した3種類の株式発行による調達資金を用いている。具体的には、シリーズA永久ストライフ優先株（STRF）、シリーズA永久ストライク優先株（STRK）、および普通株式MSTRが含まれる。

S&P500採用見送りの直後に購入

ストラテジーの今回のビットコイン購入は、同社が9月5日にS&P500指数への新規採用銘柄から 外れた 直後に行われた。

S&P500には代わりに、仮想通貨取引にも対応する株式取引アプリを手掛けるロビンフッド、モバイル技術企業アップラビン、電気・機械設備建設サービスを手掛けるエムコア・グループなどが追加された。新規採用銘柄は9月22日の市場開始前に指数に組み入れられる予定だ。

bitbankで新規口座開設後、1万円の入金でもれなく現金1,000円プレゼント！【PR】