• Caladanは、Finery Marketsが提供するECNテクノロジーを活用し、機関投資家向けの大規模な流動性サービスを提供できるようになります。
  • この動きは、2025年上半期に世界中でOTC暗号資産取引活動が112.6%増加したことを受けてのものです。

年間取引高が1,700億ドルを超える大手機関向けデジタル資産取引会社であるCaladanは、35カ国以上にわたる機関投資家向け流動性の拡大を目指し、Finery Marketsをインフラパートナーとして選定しました。この動きは、2025年上半期に世界中で店頭（OTC）暗号資産取引活動が112.6%増加したことを受けてのものです。

この協業により、CaladanはFinery Marketsが提供するECNテクノロジーを活用し、機関投資家向けの大規模な流動性サービスを提供できるようになります。Finery Marketsが提供するハイブリッドインフラは、非カストディアル環境下でRFQ、オーダーブック、クオートストリーム取引手法を可能にし、この統合によりCaladanはさまざまな取引所で価格を配信できるようになります。

Finery Marketsは現在、年間取引高500億ドル以上をサポートしており、機関投資家を1,000以上のデジタル資産と70の世界的な取引所に接続する能力を持っています。同社が2025年上半期に発表した最新のOTC市場レポートでは、総取引件数が57.6%増加し、全体の取引量も増加するなど、顕著な成長傾向が見られました。

Finery MarketsのCEO、Konstantin Shulga氏は次のように述べています：

「私たちはCaladanを拡大するネットワークに迎えることを大変嬉しく思います。彼らの深いTradFiの専門知識と、暗号資産ネイティブで長期的なビジョンは、デジタル資産分野を真に機関投資家向けにするという私たちのミッションと完全に一致しています。Caladanの戦略的なグローバル展開は、規制面での追い風によってさらに加速し、私たちの機関投資家向けテクノロジーを共同で展開することで、ビジネスの成長を加速し、OTC暗号資産市場における新たな機会を切り開く重要な瞬間となります。」

CaladanのCOO、Julia Zhou氏は次のように述べています：

「Caladanでは、機関投資家向け暗号資産取引の次世代流動性インフラの構築に注力しています。Finery MarketsのECNテクノロジーにより、価格配信を即座に拡大し、世界中のOTC取引所でのプレゼンスを強化できます。このパートナーシップは、信頼性の高いマルチベニュー型デジタル資産流動性へのアクセス方法を再定義するという、当社のより広範な拡大戦略の一環です。」

Caladanは、取引所での流動性提供、分散型金融（DeFi）に関する専門知識、トレジャリーソリューション、投資を通じて、取引所、トークン、機関投資家をサポートしています。2017年以降、同社は暗号資産市場の発展をリードし、1,000以上の資産で年間1,700億ドル以上の取引を促進してきました。

Finery Marketsは、デジタル資産の機関投資家向け取引における主要なICTプロバイダーです。同社は非カストディアル型の暗号資産ECNおよび高度なトレーディングSaaS（ソフトウェア・アズ・ア・サービス）を提供しています。35カ国以上の機関投資家向けに特化して設計されたインフラは、運用のレジリエンスを高め、安全かつ透明性の高いデジタル資産運用を可能にします。このインフラは、機関投資家向けに特別に設計されています。