レポート：ステーブルコインが上半期の機関投資家向けOTC取引量の74.6％を占め、USDCの取引量は前年比29倍に増加

ChainCatcherがThe Blockを引用して伝えたところによると、Finery Marketsの最新レポートでは、2025年前半においてステーブルコインが機関投資家による店頭取引（OTC）全体の74.6%を占め、前年同期の46%、2023年の23%から大幅に増加したことが示されています。特にUSDCは、EUのMiCA規制の後押しを受けて取引量が前年比29倍に急増しました。このレポートは、1月から6月までのプラットフォーム上の410万件の取引を分析したものです。

機関投資家による取引には三つの大きなトレンドが見られます。全体のOTC現物取引量は前年比112.6%増加、ステーブルコインの取引量は154%増加、暗号資産とステーブルコインの取引ペアの流動性は277.4%急増し、法定通貨ペアの48.5%の成長率を大きく上回りました。

主流資産に加え、CardanoやSolanaなどのアルトコインも合わせて16.7%の市場シェアを占めています。アナリストは、これによりステーブルコインが暗号資産市場で最も成長が速い分野となっていると指摘しています。