FOU：テレグラム創設者パベル・ドゥロフ、2015年から2021年の間に複数回ロシアを訪問

ロシア語の独立系ニュース組織「インポータント・ストーリーズ」は、Telegramの共同創設者兼CEOであるパベル・ドゥーロフが2015年から2021年の間に50回以上ロシアに入国したと報じています。この報告は、ロシアの主要な情報機関であるロシア連邦保安庁（FSB）から漏洩したドゥーロフの所在に関するデータを引用しています。このデータは8月20日頃に漏洩し、8月26日に再び隠されたとされています。インポータント・ストーリーズは、ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワルニーの下で調査を行っている調査員と話すことで、データの一部を検証したと述べています。

ドゥーロフは、サンクトペテルブルクとヨーロッパの都市間を商業航空会社アエロフロートの便で、またロシアからフィンランドのヘルシンキまでロシアの鉄道で移動しており、彼の旅行を隠そうとはしなかったと報じられています。ロシア出身のパベル・ドゥーロフは、2006年にロシアのソーシャルネットワーク「VKontakte」を共同設立しました。2014年、ウクライナの抗議者に関する個人データを開示するよう求めるロシア連邦保安庁の要求に従うことを拒否したと述べた後、ドゥーロフはCEOを辞任し、通信会社メガフォンのCEOであるイワン・タブリンに12％の株式を売却しました。ドゥーロフは2014年4月にロシアを離れ、2014年秋に数日間ロシアに戻り、データセンターICVA Ltdを売却するために唯一の公の訪問を行いました。2015年から2017年、2020年から2021年の間に数回ロシアを訪れ、2018年から2020年の間だけロシアを訪れなかった期間があります。4月のタッカー・カールソンとのインタビューで、ドゥーロフはTelegramの価値観に合わない場所には旅行しないと主張しました。

ドゥーロフは8月24日にフランスで逮捕されました。彼は、通信プラットフォーム上の違法活動を適切に規制しなかったとして非難されています。フランス当局は、このプラットフォームが麻薬密売、詐欺、組織犯罪に使用されたと主張しています。