分析：米国の「ビッグ7」の株価が下落し続ける場合、ビットコインはさらなる下落圧力に直面する可能性

Cointelegraphによると、「ビッグセブン」と呼ばれる米国の主要株式の株価の急落が、ビットコインの価格にさらなる下落圧力をかける可能性があるという。「ビッグセブン」とは、NVIDIAやMicrosoftなどのトップパフォーマンスのテクノロジー株を指す別名であり、これらの株式の累積時価総額は8月5日の通常取引中に6500億ドル以上蒸発した。その後若干の回復が見られたものの、再び主要テクノロジー株が下落すれば、ビットコインの価格も下落する可能性があると、Chimp取引所の創設者であるアクシャイ・ナッサは述べている。「株式市場のパフォーマンスと暗号通貨の価値の相関関係はよく知られており、主要なテクノロジー株が下落すると、投資家のセンチメントは通常、ビットコインを含む代替資産にシフトする」とナッサは述べた。さらに、ナッサは、テクノロジー株に重きを置くナスダックが大幅な調整期に入る中で、ビットコインとテクノロジー株の相関関係がさらに重要になっていると述べ、この影響が暗号通貨市場にも波及する可能性があると指摘した。

Bitget WalletのCOOであるアルビン・カンは、株式は一般的に市場の変動に対してより耐性があるが、米国の「ビッグセブン」の株価が再び下落すれば、ビットコインの価格に悪影響を及ぼす可能性があると述べ、テクノロジー株への圧力と他の暗号通貨特有の要因が相まって、価格が再び50％以下に押し下げられる可能性があると説明した。ビットコインや暗号通貨の価格に影響を与える他の要因として、日本銀行の最新の金利引き下げや、Jump Tradingなどのマーケットメーカーによる「積極的な」ETH売却が挙げられるとカンは付け加えた。