マラソン・デジタル、国境を越えたBTC決済を加速するためにビットコインのレイヤー2構築のパートナーを模索

ビットコイン2024カンファレンスで、ビットコイン採掘会社のMarathon Digitalは、国境を越えたビットコイン決済が主要な開発目標であると述べました。Marathonのサイドチェーン製品の責任者であるJulian Duranは、同社がブロックチェーン開発者と協力してビットコインのレイヤー2ソリューションを構築し、国境を越えたBTC決済を加速させることを目指していると明かしました。彼は、新興市場では国境を越えた送金の平均コストが取引額の8%から10%であり、決済には通常3〜4日かかると指摘しました。しかし、ビットコインの取引は通常10分以内に決済され、レイヤー2ソリューションはさらに速いと述べました。

さらに、Duranは、成功する決済ソリューションは規制要件を厳格に遵守する必要があると強調しましたが、これによりコストが増加する可能性があると述べました。新興市場では、現地政府や規制当局が国境を越えた決済のためのより良いソリューションを求めているため、規制承認は迅速かつ安価である傾向があります。決済以外にも、Marathonは実資産のトークン化計画にも注力しており、アメリカではウイスキー樽のトークン化、フランスの城を保護するプラットフォームとの協力を行っています。現在、Marathonは企業の中で最大のビットコイン保有者の一つであり、約2万ビットコイン（10億ドル以上相当）を保有しています。同社は7月だけで約1億ドル相当のビットコインを購入しました。