ジャック・ドーシーのハードウェアウォレットBitkeyがビットコイン購入のためにMoonPayと統合

Twitterの共同創設者であるジャック・ドーシーのフィンテック企業Blockは、MoonPayと提携し、デビットカードやクレジットカード、銀行振込、Apple Pay、Google Pay、PayPalなど「すべての主要な支払い方法」を通じてビットコインを購入する方法をユーザーに提供すると、両社は火曜日に発表しました。

具体的には、この統合は3月に発売された新しいハードウェアウォレットBitkeyのためのものです。Blockはまた、人気の小売店向けPOSプラットフォームSquareや、ピアツーピアの支払いアプリケーションCashAppの親会社でもあります。

「Bitkeyが市場展開を拡大するエキサイティングな瞬間に、私たちのコラボレーションが始まります。統合自体は数週間で完了し、Bitkeyユーザーのビットコインとの関わりを支えることを誇りに思います」と、MoonPayのエンタープライズ部門の社長であるキース・グロスマンはメールで述べました。

グロスマンは、Bitkeyにはビットコインを購入するオプションがあったが、「全体の購入体験」がMoonPayを通じてBitkeyアプリ内で完結するようになったと述べました。MoonPayは180か国以上で運営されており、最大10,000ドルの大規模な購入も可能です。

「MoonPayを利用することで、これらのユーザーはすでに登録され、KYC（顧客確認）が完了しており、支払い方法も安全に保存されています」とグロスマンは述べました。

「次の1億人がビットコインを真に所有し管理できるウォレットを構築し続ける中で、セルフカストディをこれまで以上に簡単にするために、質の高いパートナーと協力することを目指しています」と、主にBitKeyの開発を担当するProtoのリーダーであるトーマス・テンプルトンは声明で述べました。

両社はまた、近いうちにMoonPay SellをBitkeyに統合し、暗号通貨から法定通貨への交換を計画しています。グロスマンは、この機能は「すでに多くのパートナーと共に稼働しており」、今年後半にBitkeyでの導入が予定されていると述べました。

Bitkeyは、LedgerやTrezorなどの既存企業と競合するセルフカストディウォレットです。パスワードやシードフレーズ、リカバリーツールを不要にする「2-of-3」マルチシグネチャ設定を提供しています。

Core Scientificは先週、Blockが社内で開発した新しい3ナノメートルASICマイニングチップを使用すると発表しました。BitKeyは以前にCoinbase Payと提携していました。