ポーランド大統領、「暗号資産市場法」を拒否　市民の自由を脅かすと指摘

ChainCatcherの報道によると、ポーランド大統領Karol Nawrockiは、同国の暗号資産業界に厳格な規則を導入することを目的とした「Crypto-Asset Market Act（暗号資産市場法）」の提案を拒否しました。大統領府は月曜日に声明を発表し、彼がこの法案に署名しないことを確認しました。Karol Nawrocki大統領が法案を拒否した理由は、「ポーランド国民の自由、財産、国家の安定を真に脅かす」ためであり、また、この法案の分量（100ページ以上）がEUのMiCA規定の要件をはるかに超えていることを指摘しました。

彼の最大の反対理由は、当局に暗号関連ウェブサイトをブロックする権限を与える条項にあります。ポーランド財務大臣Andrzej DomańskiはXプラットフォームで、大統領の選択が消費者をリスクにさらすことになると述べ、Karol Nawrockiが「混乱を選んだ」と批判しました。副首相兼外務大臣Radosław Sikorskiも、この法案が詐欺抑制のために必要であると考えています。一方、業界関係者は今回の拒否を歓迎し、過度な規制による消費者保護は本末転倒であるとしています。